フィクサー

フィクサー [DVD]

フィクサー [DVD]

オススメ度:★★☆☆☆
サスペンスモノに良くある最後を見せて、どうしてそこにいたるのかを描くスタイルの作品。


ただでさえ登場人物のバックボーンが複雑な中
色々と時系列を弄っている関係でか更に物語の把握に苦しんだので説明しにくいのですが
色々掻い摘んで簡単に言ってしまえば
大企業の闇とその下に存在する弁護団、その揉み消し屋の男を主役にした作品で
揉み消し屋の友人でもあり弁護団のトップでもあった男が
突然原告団に加担し被告の急所ともなる裏資料を手にしたコトから
淡々と進む物語の水面下でその資料を消し去ろうと
企業、弁護団の様々などろどろとした陰謀が動いていくといったところ。


様々な伏線も巻かれたり、徐々に冒頭のシーンのシーンの意味が分かってきたりと
淡々としながらもそれなりに緊張感を維持できる展開だったんですが
個人的にはラストがどうもなぁ〜…
ちょっと淡々とし過ぎたというのが、今まで期待が高まるシーンがあった分残念。


てか、これサスペンスじゃなく地味な社会派作品としてみれば
登場人物が皆、善人も悪人も存在しない描写とか
その辺が作り出す淡々とした手堅い作りこみには納得できるかも。


でもって僕のツボに嵌りそうで嵌りきらない感じとか(笑*1

*1:どうも、社会派でガッツリ嵌る作品に出会えた記憶がない…