リアル

リアル 7 (ヤングジャンプコミックス)

リアル 7 (ヤングジャンプコミックス)

スラムダンクが終わったのでバスケマンガつながりでこちらを。
そんな訳で事前情報としては今度は車椅子バスケの話なんだとしか思っていなかったのですが
3人の青年が向き合った自分たちの現実という
この世界に引き込まれてしまい大きな衝撃を受けています。


スラムダンクでもなんてすごい言い回しと演出なんだ!と感動したんですけど
これは更に凄みが増し気安く面白いと口にできないほどです…
こんな薄っぺらな紙に印刷されているだけの物なのに
なんで彼らが向き合っている現実にはここまでのリアルを感じるんでしょうか。


中でも"戸川清春"の現実にはもっとも大きな衝撃を受けました
"骨肉腫"その病名だけはしっていましたが、聞いたことがあるというだけで
その治療法も正確な病状も全く知らなかった僕には
4巻で突然登場した全く理解できない光景で
何か抽象的な表現なんだろうかとさえ思ってしまい
後にそれが膝の機能を残すための治療法で
"ローテーション"と呼ばれるものだとしりまた衝撃というように
読めば読むほどに彼らのいつか未来につながるこの道を
それぞれがどう進んでいくのかすごく引き付けられます。


それだけに年に一回の発行しかないそうなのが残念。