主人公は僕だった

オススメ度:★★☆☆☆
え?あっこう言う話だったんだ。


いや、確かに粗筋は公開時に聞いたとおりだったんですけど
ちゃんと読んでなかったからか
もっとこう"トゥルーマン・ショー"的な雰囲気の作品だと思っていたので
この"世にも奇妙な物語"風の作風にはちょっとビックリです。


ただ、確かにこの
ある日突然自分の事を的確に言い当てる声が聞こえ始め
その声の主が"全能の目"をもった第三者のである事から
自分を主役にした物語が何処かで書かれているんじゃないか
という設定は凄く面白いと思うんですけど
何か足りないんですよねぇ………。


もっと、"エマ・トンプソン"演じる人気作家"カレン・アイフル"と
"ウィル・フェレル"演じる主人公"ハロルド・クリック"の奇妙な関係を掘り下げるとか
そもそも、ハロルドは存在していないとかいうSFチックなどんでん返し展開や
カレンが今まで書いてきた主人公達への思いとか...etc
なんだろう、途中まで期待していた結末を急激にネジ曲げて終わらされた感じと言うか
どうにも"不完全燃焼"という文字が頭から離れないんですよねぇ
まぁソコも含めてこの物語の仕掛けなんだと考えれば
確かに気の利いた結末にも思えては来るんですけどね………
来るんですけど、なんだかどうにも中途半端な後味の残る作品でした。


あっ序盤のハロルドがモノを数えてしまう癖を視覚的に表現した演出は大好きです(笑