スパイダーマン3

オススメ度:★★★★☆
レンタル開始時は流石に出払っていたのですが今回無事確保です。


"トビー・マグワイア"主演ではコレが最後になるという噂の本作。
3部作の最後だけあって、ジャケットにも登場している黒いスパイダーマン以外にも
"ニューゴブリン"、"サンドマン"、"ヴェノム"と様々なキャラが登場し
今までのスパイダーマンvsゴブリンやオクトパスといった
一つの対決をジックリと描いていた図式からすると
このてんこ盛り状態がどうなるのかチョット不安だったのですが
いざ蓋を開けてみれば
めまぐるしく展開する迫力のアクションと
三者三様の個性あるアクションシーンの連発で
掴みはバッチリと言った感じ。
ただ、後半に向かうにつれやはりそれぞれの個性が薄いなぁ〜と思い始めたころに
ニヤニヤしちゃう演出が登場で思わず膝を打ってしまいました。
なるほどね!だからコレだけ出したのか!
こう言った展開大好き人間としては色々気になっていた部分なんて
一気に消し飛ぶほどの満足感です(笑


さてさて、そんな訳で最初にも書いたように噂では
これで"トビー・マグワイア"、"キルスティン・ダンスト"によるスパイダーマンは終わり
予定されている残り3作はニューキャストで臨むそうですが
このトビースパイダー3部作を"2人のおじさんの死から始まる物語"として捉えた場合
まさに、それに相応しい結末だったと思います。
トビーは今回の色んな顔を見せるピーターで見せたように
演技派としてしっかりと魅せる演技があるんですから
スパイダーマンに囚われずもっと色んな映画に出演して欲しいので
借りに続投がなくなったとしても全く文句は無いですよ
だって、"シービスケット"や"サイダーハウス・ルール"での彼の方が個人的に好きですから(笑

それと

地味に今作一番の楽しみだった、"トファー・グレイス"ですが
思っていたよりも美味しい役でしたね。
何よりも好青年としてのイメージが強かった分
この"エディ"で見せた野心家として顔がより印象的でした。