グッバイ、レーニン!

グッバイ、レーニン! [DVD]

グッバイ、レーニン! [DVD]

オススメ度:★☆☆☆☆
リリース当初から待ち望んでいた映画で、やっとのことで観ることが出来たのですが。




…残念ながら、個人的にはつまらなかったです。


当時家族愛とかなんとかでDVDキャンペーンを組んでいたらしい
"ビッグ・フィッシュ"、"みなさん、さようなら"はそれぞれ好きな作品という事もあって期待しすぎたのか、"東西冷戦"や"ベルリンの壁崩壊"を活字でしか知らない僕にはイマイチ主人公達に感情移入できなかったんですよね。


ドイツ映画が苦手なのかな?という思いも無くは無いのですが
他の作品は社会情勢云々は関係なく何処にでも、いつの時代にでもいそうな
ごく普通の家族を描き、その中で、父と息子の最期の分かれを描いた物語だったのに対して
この物語はベルリンの壁崩壊という激動のドイツを生きた息子と
その激動を昏睡の中見逃してしまった母、そんな家族の物語に他ならないわけなんですよね。


最低でもこの頃のドイツの社会情勢を前もって勉強しておかないと
この作品がもつ本当の魅力にはたどり着けないんだろうなと痛感しました。