コードギアス 反逆のルルーシュ―STAGE‐0‐ENTRANCE

先延ばしにしていた巻末のコメントも読み終わりー


劇中では1st2nd通して重要なキーでありながら多くを語られることのなかった
ルルーシュ、ナナリーとスザクの出会いと別れが知りたくなって
どうしても我慢できずに買ってしまった本作ですが
正直なところ最近買っても途中で積本化するのが通例になっていたので
今回もそうなるんじゃなかな…と半ば不安だったんですけども
嵌って間もないということと、久しぶりの素敵なボリュームのおかげで
ちびちび読み進めた結果1週間(苦笑)で読み終わりました。


3人の過去に関しては友人であったことしか語られていなかったので
ブリタニア人、それも皇族であるということに強い反感を持っているスザクには
当然といえば当然なのでしょうけどもビックリ。
エリア11で再会したルルーシュが「変わった?」と感じた理由がよく分かったような気がします。


そのスザクが変わる切欠にもなった
日本国首相でもあった父・ゲンブの切腹の裏にあった事件も
本編から得られる情報だけではその実状が分かっていなかったんですけど
最後の侍とまで言われ先人君子のような人物の
姑息な実態をしってまたビックリですよ!
徹底抗戦を唱えるゲンブに逆上して刺してしまったと思い込んでいたんですが
実際はルルーシュたちも含め全てを捨て駒にして占領後の地位を確保しようとしていたんですね
けれども、この事件もルルーシュ兄妹との出会いがなければ起こらなかったことですし
やっぱり、この3人が出会ったときから歯車はしっかり噛み合っていたんでしょうかね〜。


それと、藤堂との関係もこの作品を読み終わった今では
ますます戦場で再会することとなったのが皮肉と思えますね〜
本編ではルルーシュの衝撃に全てが集中していましたけど
2人のやり取りや関係を鑑みると全てをしる藤堂には更に衝撃的な事実だったはず。


うん、てか、在りし日の日本とスザクの幼少期を知るのに最適な本でしたw
正直予想以上にスザク主役という印象ですね
ごめんなさい、見所はあったはずなんですけどルルーシュに限っては
「おまwユフィ居なかったら本当に死んでたじゃねぇかw」
って感想が強すぎて健気な兄の姿や、ゼロの片鱗が時間の経過とともに消えていきます(笑