ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛


オススメ度:★★★☆☆
最初この映画の特報を見たときは
あのナルニア国物語が無事続編製作まで漕ぎ着けるとは!と
正直なところ映画館でがっかりした者としては信じられないという思いと同時に
さすがディズニー…と驚いたのがまるで昨日の事のようですよ。


正直前回でこのシリーズには若干懲りているのですが
今回も予告がスッゴイ面白そうだったので
その魅力に負け、今度こそはという期待を胸に初日のレイトへ行ってきました。
"レディースデー"という僕としては非常に羨ましい日ということもあって
ロビーには女性を中心に平日の夜とは思えない人数の方が居たのですが
皆様"相棒"に流れたれたようですよ(笑
さっすが一人勝ち映画(´∀`*
僕も非常に興味はあるんですけど、生憎テレビ版を全く観ていないので
とりあえずテレビは観ているという友人に「絶対に行くべき!」と吹っかけてウサ晴らししておきました。
良いんだ、レンタル始まる頃にあわせてテレビ版を観ていくから...。


あっ、そう言えば徳島には来ないと思い込んでいた
"JUNO"がちゃんと上映されるんですって!
今までこの手の映画はなぜかスルーされていたので今回もそうなると諦めていたんですが
さすがその輝かしい受賞暦の前に遂に流れが僕の味方となったかッ!
14日は大スクリーンで"ジェニファー・ガーナー"と"エレン・ペイジ"を堪能してきますよw




さぁて、無駄に長々引っ張った感想ですよね。
率直に言えば前作よりはキャストが成長した分表情も作れるようになってきましたし
体が出来たからアクションシーンも有る程度見えるようになったし
話としてもピーターの感情に任せた若さゆえの悲劇など前作以上に面白いと思えるシーンが沢山あったんですよ
冒頭の「え?コレ、ナルニア?」と思わせる展開など本当に好きなシーンは多いんですけど
如何せん繋がってないというかご都合的というか
面白いシーンがあっただけに、また予告が面白かっただけに
この足りないあと一歩が物凄く悔しいんですヨッ!


ちょっとその辺ネタバレ含みつつかきたいので伏せておきますね。


何よりもアスラン出てくると途端につまらなくなる。
前回も思ったんですけど、今回も強く思ったのがココなんですよね
特に今回は何故アスランが今まで身を隠しナルニアの侵略を許したのか
その理由が単にルーシーに会えない寂しさから拗ねていただけにしか思えない所が不満なんですよね。
この辺にもっと説得力のある何か
というか、いっその事彼が本当に消えているor非力な存在になっていれば
ソレまでのピーターとカスピアン王子の成長物語として面白いまま終わった気がするんですけど
如何せん彼が強すぎるだけに何で今までお前出てこなかったんだよって後味の悪さが残るんですよね
まぁ、この辺は長編をこの尺に収めようとした故の説明不足が影響しているんだとは思うんですけど
だったらだったでもっと上手くアレンジできたんじゃないかという不満に変わるわけで(苦笑


本当に奇襲作戦が失敗する辺りには冒頭のピーターの荒れ方も相まって
凄く鳥肌を覚えていただけにこの終わらせ方がどうも嫌なんですよ(苦笑


また、カスピアン王子も正直なところ居ても居なくても話が動くってのもなぁ…
スーザンとの淡い恋とか白い魔女の誘惑とか
ぶっちゃけ角笛だって吹くのは彼じゃなくてもいいんじゃない?
って想いがどうしてもちらついてしまったんですよね
ミラースとの決着など個人的に好きな部分はあるんですけど
なんと言うか同時に前後の流れで考えれば彼である必要が見えないシーンばかりなのがなんとも…
うぅ〜ん、やっぱり尺足らずかなぁ...