ヘアスプレー

映画「ヘアスプレー」オリジナル・サウンドトラック

映画「ヘアスプレー」オリジナル・サウンドトラック

オススメ度:★★★★★
行って来ました!
グッズの購入予定も無いのでユックリ出かけたら
渋滞に巻き込まれ照明が落ちる30秒まえというギリギリの時間に劇場入り*1


案の定僕の後から入ってくるお客さんは居なかったのですが
僕以外12人程度で皆さん若くても40代頃の方々ばかりで上は60代位のご夫婦でした。
えっ?皆様原作(1988年)版からのファンの方ですか?
朝早い時間なので観客が少ない事には馴れていたのですが
この年齢層は初体験だったのでチョット緊張…
ほらだって、変に笑ったりしたら怒られそうじゃないですか
僕の行いが原因で「最近の若い者は!」とか言われるはゴメンですし。
そんな感じで緊張しつつCMを過ごしていたのですが…



ごめん、オープニングナンバー"Good morning Baltimore"が始まると
その楽しいメロディとワクワクする映像に心が緩んで
"There's the flasher who live next door"の部分で
つい声に出して笑ってしまいました。


でも、だれも笑ってないの、クスリともしてない感じ。


あの時の笑い声を文字にするならば
ハハハハ……ハハ……ハ…ゴホン。
てな感じ。
"Flasher"ですよ?
露出凶ですよ?
しかも、もんすごい笑顔でガバッとトレンチコートを開いてんの
これが、笑わずに居られるかーっ!
と思いつつも仕方ないんだよねと自分に言い聞かせて
"ドリームガールズ"の時同様静かにリズムを取るだけに我慢して鑑賞。



ごめん"I can hear the bells"で大爆笑したさ!
あの時は夢見心地でもうファーンタジーカムトゥル〜とまで
歌いだしそうな*2ほどトレーシーが兎に角面白いところに
後ろでルーシーが凄く良い顔をしていますからね
我慢できませんでした。
正直、あの時は僕も自分の世界に入っていたので
きっと周りの紳士淑女の皆様には異物が混入し非常に迷惑だったと思います
実際、皆様がくすりとされるシーンでは僕のツボは反応しませんでしたしね………
出来れば一緒に笑っていて気がつかなかっただけと思いたいのですが
って周りの反応も分からないくらいの声だったんですね…ホント申し訳ないですorz


ってしかも、一切映画の内容を話してないし!(笑
そうですね先に上げた曲の感想でもお分かりとは思うのですが
もんのすっごく面白かったですよ!
当然作品の根底にある差別問題も後半強くなりますが
それでもそれまでに作ってきた明るく楽しく元気なムードを壊す事は無く
非常に上手く盛り込んでいる印象で
主張しすぎず、でも確かに見ている側に問題定義できる理想的なバランスだと思います。
兎に角面白くて面白くて全米ヒットはウソじゃなかったんだよ!と叫びたいくらいの面白さ
二時間近い尺のはずなのに体感時間は1時間チョイでしたよ。


うぅ〜ん、もっと語りたいんですけども
グダグダまとまりの無い文章が続くだけになりそうなので
要点だけ纏めましょうか。

"ジョン・トラボルタ"as"エドナ・ターンブラッド"

正直一番気がかりだったキャスティング。
最初この作品に彼がこの役で出ると知ったときは
原形止めてない完璧なその写真に爆笑したのですが
いざ公開されてみると、どうも評判は微妙だったようで
"変わりに誰にやってほしかった?"というアンケートが行われたらしいんですよね
で、ソコに"ネイサン・レイン"の名前が挙がっていたそうで(笑
確かに、彼なら完璧に演じるでしょうともさ!
でも、それってどうなん?と(笑


で、いざ公開がせまるとテレビでも特集コーナーなどで
彼が取り上げられその歌声や演技をチョットだけ観たら正直これが不安で(苦笑
と言うのも実は僕が初めて聴いた"エドナ"が他でもない"ネイサン"だったんですよ
一度も舞台をやってない彼が何故?と思いつつも実際にこんなCDが出回っているんだから不思議ですよね
まぁ、ソコに出てくるエドナは当然の如く素敵なおばさんだったので
トラボルタasエドナに違和感を感じてしまっていたんですよねぇ…


そんな感じで期待半分、不安半分で望んだんですけど…
結論から言えば個人的にはOKでしたよ!!b(´、ゝ`)
まぁ、これがB'wayや来日公演を見ていれば別なのでしょうけども
歌しか知らない人間にしてみれば彼のトレーシーママも
予想していたより、ちゃんと素敵なオバサンでした。
特に"Welcome to the 60's"の時や楽しみにしていた
"クリストファー・ウォーケン"as"ウィルバー・ターンブラッド"とのラブソング
"Timeless to me"は十分楽しめました。
特に後者が映画アレンジなのか途中ラテンやワルツ風の曲調に変わり
それに合わせて衣装が変わるところとか結構好き。
ラテンになった時は明らかに変わってる男役女役の関係も含めて笑ってしまいましたよ


ここでも、僕一人笑ってましたけどもっ


まぁ、そんな訳であぁ〜確かに言われても仕方ないかと思う部分はありましたが
それでもそんな不安に成る程のエドナじゃなかったのが幸いでした。

"アマンダ・バインズ"as"ペニー・ピングルトン"

正直見る前までは"ニッキー・ブロンスキー"や
"ザック・エフロン"の感想になるかなぁ〜と思っていたのですが
いざ観てみるとこのアマンダ演じる親友のペニーが一番印象に残りました
っていうか、大好きです。
何が?と言われれば存在が!と答える勢いですよ!!
ホント僕の中では二人を完全に食う存在感で
"Without love"の時なんて、トレーシーもリンクも物凄く面白い事してるのに
完全にペニーフォーカスでした。
我ながら分かりやすいですよね(笑

"ニッキー・ブロンスキー"as"トレーシー・ターンブラッド"

でもニッキーはやっぱりコロッコロしてて可愛らしかったよ!
なんだろうデッカイヌイグルミ感覚で後ろから抱きしめたい感じ(笑
彼女の明るく元気な歌声こそがこの作品を支える
一番の要素なんじゃないかと思うほどには歌声が大好きです。


にしても、日本じゃこれまでの活動が完全になかったことになって
大型新人として紹介をされていますけど
やっぱりコレって演じるトレーシーとシンクロさせるためなんですかねぇ?

とまぁ

短く纏めようとしてもコレだけ書いちゃった訳で
正直延々語れそうなほどにお気に入り作品となってしまい
我慢できずに帰りにサントラ買っちゃいましたよ!
このCDを聞きながら仕事に出かければトレーシー並みに元気に過ごせそうです。

*1:頭のCMも観ないといやなのです

*2:ミュージカルが違いますよ!