読み終わりました。

プロデューサーズ

プロデューサーズ

読み終わりました、舞台版プロデューサーズガイドブック。
パンフレットなどでも触れられている、ミュージカル版プロデューサーズが出来るまでがメル・ブルックスとトーマス・ミーハンの視点から書かれていて非常に面白かったです!
当然、初めて聞く裏話も満載で思わずニヤニヤしていましたよ。
GoodLuckのシーンでマックスがやってることって根こそぎ縁起の悪いことだったのか、とか(笑
それにしても、映画版では削られた演出や、曲が結構あったのにはビックリ(゜Д゜;
これは、舞台版サントラもますます欲しくなってきましたよ!

何より。

でのマックスは「ゼロ・モステル」ありきの設定と言うのは以前マシューとネイサンのインタビューで聞いていましたが、このブロードウェイのマックスは「ネイサン・レイン」の為の役だったとしって非常に嬉しかったり(笑
しかも、大好きなBetraydeがネイサンの心を掴むためのメルからのラブレターってのもまた良いですね(笑

ただ。

台本部分の訳で「え?」と言うところも…
例えば、オフィスでマックスとレオが2冊の帳簿を廻って争うシーンで
Leo「How I hate you!」
Max「Double!Double!Double!」
の部分、DVD字幕でもそうなんですけど
この場合"Double!"って「その言葉二倍にして返すぜ!コラっ!!」てな感じの喧嘩文句の筈なんですけど、直訳で「2冊!2冊!2冊!」に成ってて…他の映画でも同じニュアンスで登場してるし間違いはないよなぁ…。
でも、もし映画では流れが変わってて舞台版だと帳簿を手にしてから高らかに叫ぶなら間違いじゃない気も…。
ただ、春の日のヒトラーが終わってカーテンコールの
場面でロジャーがウーラにキスするシーンの状況解説の訳は間違ってると思う(´・ω・`)
訳だと「ロジャーが真っ当になり、カルメンではなくウーラを選んだ」というようになってますけど…えっ、これ明らかに間違ってないですか?
先に挙げたのと一緒で、ノンケを意味する"Straight"を真っ当と直訳したんでしょうけど…ここは、やっぱり違うよなぁ…好きなシーンだけにこの訳が通ったのが非常に残念です、カルメン可哀想。

そんな訳で。

The Producers

The Producers

原版も欲しくなってきました(´Д`*
でも、台本目当てなら
The Producers: The New Mel Brooks Musical

The Producers: The New Mel Brooks Musical

で十分かなぁ。



っと、最後になんだかケチ付けちゃいましたけど。
正直不満と言えばこの程度で他は本当にこの値段が安いとさえ思える充実の内容でした!
ホントねファンなら買って損はないですよ!!(≧∀≦*)