天使と悪魔


オススメ度:★★★★☆
最初は前回の悪夢が頭にあったのでよくてレンタルの予定でしたが
友達に誘われたので二つ返事で映画館に行ってきました(笑


一言で言うならば面白かった!
前作が原作をそのままトレースし過ぎた為に
肝心の部分がジェットコースターのように過ぎていった事が許せなかったのですが
今回は話の根底を残しつつも
登場人物の配置や人間関係を作り直すなどの
細かなアレンジを加える事で
見事に原作を知っている者でも
その違いを楽しめる映画に仕上がっているんじゃないでしょうか!


特にセルンでの展開を
反物質の精製直後に盗まれるというシンプルな展開に留める事で
ラングドンがセルンではなく直接ヴァチカンから召集されるなど
原作と順序を入れ替えた事による
良くも悪くも既に協会側から有名になっているラングドン
巧く利用した映画ならではの展開にはニヤニヤしてしまいましたw


特に原作では当初邪魔者扱いをされ
中々反物質を探す事が出来なかったラングドンとヴィットリアが
スムーズに捜索に加われたどころか
あのオリヴェッティと友好的に捜査をする姿なんかは
原作を読んだ人には必ず思うところのあるシーンじゃないでしょうか
僕としてはラングドンを呼ぶ事を提案したのが
他でもないオリヴェッティだと聴いた瞬間からニヤニヤが止まりませんでした(笑


そんな感じで今回もラストが少し変わり
相変わらず僕が楽しみにしていた
最後のどんでん返しが無くなったりして寂しい部分もありましたが
それ以上に原作以上に綺麗な結末を見せた内容と
原作を読んでいて感じた違和感が消えたこと
そして何よりも活字だけではイメージしきれない
ヴァチカンに点在する"イルミナティの啓示の道標"始め
美しい芸術の数々が街並みの中や
聖堂の中に映し出されるというのは映画だからこそ強みではないでしょうか。


でもって、鑑賞後には原作本で映画にはかかれなかった
父子の物語を読んで更なる衝撃を受けるヨロシネ(・∀・)