HR vol.1

HR Vol.1 [DVD]

HR Vol.1 [DVD]

ふと見返したくなったので去年末
"寝ずの番"と合わせて予約リストにシリーズで追加していたのですが
当時以上に面白く感じるって何事!


当時といえば、僕が一番テレビっ子だった時期なので
当然のごとく第一話から毎週楽しみにしていたテレビシリーズなんですが
今見返してみると、面白い以上に凄さが兎に角半端ないんです!


どう説明すればいいのか
ちょっと上手い言葉が浮かばないんですけど
ただただ、面白いと思って見ていた時と違って
その面白さの裏にある計算されつくした展開がチラッと覗けたとでも言うか…
この作品が切欠で"三谷幸喜"さんが好きになったんですけど
今は好きと言うか、もう尊敬の念さえ抱く始末ですよ、あなた!


でも、それ以上に面白いのが特典映像で収録されている
主演の"香取信吾"と三谷さんの2人で各エピソードを振り返るという対談コーナーなんですけど
コレが中々ためになりまして!
三谷理論のようなモノが言葉の端々から溢れ出しているんですが
中でも一番衝撃を受けたのはこの一言


「第1話のつもりで書いてないんですよ、130話のつもりで書いてるんですよ」


この言葉を聴いた瞬間どれだけ驚いたことか!
なんでこの作品がこんなにも心地よく感じるのかよく分からなかったんですけど
昔、楽しみにしていた海外ドラマの"フルハウス"にしても"アルフ"にしても
全部"途中"から見始めて、その面白さに嵌ったモノなんですよね
正直、フルハウスなんて第一話を見たのは最終シーズンを見終わった後ですよ
アルフに至っては未だに見ていません(笑


この日本のドラマ事情とは違う
アメリカの兎に角長続きさせようという独自のスタンスの作品に
小さい頃から強い影響を受けていた僕のような人間には
まさにアメリカンシットコムを地で行くこの作品が凄く心地よく思えたわけですよね
でも、同時にしっかりした人物紹介を一切排除しているのに
何気ない会話からそのキャラクターを書き出し、人物関係を伝えていく
この構成力は本当に凄いですよね…


今まで三谷作品が好きなのは彼の作品というよりも
彼が好きなものを僕も好きだから作品が好きなんだろうと思っていたのですが
本当に単純に彼の才能が好きなのかも…、いや、むしろ今となっては彼自身が大好きっす!




早く続きが見たいのに
何故かvol.2だけが異常な人気で一向に順番が回ってこないのでシリーズオフに変更
これで、3、4は直ぐに発送っと。