HEROES/ヒーローズ チャーリーを救え

HEROES/ヒーローズ チャーリーを救え (角川文庫)

HEROES/ヒーローズ チャーリーを救え (角川文庫)

"サイラー"に殺された"チャーリー"を救うため過去へ飛んだ"ヒロ"。
しかし、運命に逆らうことができず
またしてもチャーリーを失ってしまう悲しい別れが待っていた...


しかし、そこには語られることの無かったいくつもの物語に満ちていた。



最初はただのノベライズだろうと
軽い気持ちで手を伸ばしてみたらヒロのファン
いや、ヒーローズファンとしては名エピソードの一つとして語り継ぎたい
"第10話 6ヶ月前  Six Months Ago"での
過去にとんだヒロとチャーリーの話だと知り急いで買ったものの
病院や映画の待ち時間にチマチマと読み進めていたら
今日やっと読み終わったしだいです...
その間ずっとかばんに入れっぱなしだったので
一回しか読んでないのに既にボロボロですよ...。


さて、まぁそんな訳ですっごい時間の掛かった本でしたが
寄り道さえしなければたぶん1日で読み終われたんじゃないかなというほどに面白い内容でした。
って説得力が無いのは重々承知ですよ!(ヤケクソ気味
確かに日本描写が素敵に微妙なずれ方なので気にならないといえば嘘ですが
それは、ほら、本編同様なので、これもHEROESの魅力の一つ(笑


物語の肝であるヒロとチャーリーの物語は
1エピソードでは書き切ることのできない6ヶ月という時間の中で
迫り来るサイラーの恐怖を振り払いながら
何とかしてチャーリーを救おうとするヒロの姿
そんなヒロに惹かれていくチャーリー。
その二人に起こった出来事の数々は
あのエピソードのラスト「彼女を愛していたんだ」と力なくつぶやいた
ヒロの言葉を更に深いものにするだけの力がある話でした。


もうねラストちょっと涙腺やばかったんですよ(ノд;)
また、本編からは予想することもできなかった
父と息子の悲しい共通点や僕の中で疑問で仕方なかった
何故、またしてもヒロが過去を変えようとしたのか
という疑問にも明確な答えが、まさかあんな形で返ってくるとは思いませんでした。
そっか、だからこそヒロはなんとしても過去を変えようと
ずべての原因がサイラーだということを突き止め
危険を冒してまでそれをピーターに伝えたんですね。


だいぶ遅くなってしまいましたが
来月から2ndシーズンのレンタルが始まるこのタイミングで
無事読み終わることが出来て本当によかったです!
復習も兼ねて10話を見直そうかな。