ジャンパー

オススメ度:★★★☆☆
テレポート能力に目覚めた主人公がその能力を使い世界中を飛び回る。
そんな単純なSFアクション映画かと思っていたら
その能力を持つもの"ジャンパー"と呼ばれる能力者は世界中に存在し
そんな彼らを危険因子とみなし遥か昔から彼らを狩り続ける
"パラディン"と呼ばれる組織との宿命の戦いに巻き込まれていく
主人公"デヴィッド・ライス"を描いた話でした。


元々"ディケンズのニコラス・ニックルビー"で"スマイク"を演じている姿をみて以来
そのオーラがなんだか気になる存在だった"ジェイミー・ベル"目当てだったのですが
跳躍する瞬間の次元のひずみの演出やジャンプの制約など
話のギミックも、ありきたりですがパラディンとの対立など
確かな仕掛けと展開が用意され、かつ90分にきれいにまとまった作品でした。


そんな訳で楽しみにしていたジェイミーが
デヴィットにジャンパーの宿命を教える
先輩"グリフィン"として登場していたのが嬉しくてねw
しかも、直接描かれることはありませんでしたが
グリフィンの過去に起こった"ローランド"との因縁など
飄々とした姿の中に時々見え隠れする陰のある姿が
彼のオーラとまっちしていて非常にかっこよかったです。


ただ、ジャンパー同士の戦いに巻き込まれた人たちを見ていると
パラディンが危険視する理由も間違いじゃないと思い知らされますね。
チェチェンに置き去りにされたおっちゃんかわいそう...