たいようのマキバオー 〜4まで

たいようのマキバオー 4 (プレイボーイコミックス)

たいようのマキバオー 4 (プレイボーイコミックス)

去年書店でこの2巻を見つけたとき
あのマキバオーの続編が!と驚いたものの
確かに"みどりのマキバオー"は好きですが
それ故にどうも衝動的に手を出せなかった作品でして*1
そのままいつかレンタルコミックで見つけられるだろうと先延ばしにしていたのですが
ついに昨日"リアル"をとろうと手を伸ばした先にこれを発見し一気に全巻借りてきました(笑


そんな分けで予備知識まったくの0で挑んだのですが
前作が競走馬失格の烙印を押され犬小屋につながれていたたれ蔵が
親分さん、勘助、おっちゃんに出会い類まれなる才能を開花させ
帝王"カスケード"はじめ並み居る強敵達とレースを繰り広げ
ついには日本競馬界の歴史に残る名馬になるまでを描いた話でしたが
今作はそんな名馬マキバオーを叔父に持ちながら生まれつきの足の弱さが原因で
中央競馬から地方の高知競馬へと飛ばされた"ヒノデマキバオー"*2が主役。


てっきりマキバオーの子どもかと思っていたらマキバオーは主牡馬になってなかったんですね
なので最後に登場したミドリコの隣にいた子かと思いきやマキバコの末っ子だそうなのでそれとも違うモヨウ。


何!この気持ちの良いまでの裏切られよう!(笑


花形競馬界を描いていた前作と違って
前作があったからこそ描ける地方競馬の経営難とそれ故に文太をアイドルに仕上げて
その人気にすがると言う前作では考えられなかったシビアな話が多いのがすごく衝撃でした。
たれ蔵もいい加減良い奴だったけど、文太は更に健気な子で
本当は自分も全力で走りたいのに皆の為にと自分を押し殺し道化を演じるその姿がもう…(ノд`゜)゜。


そんな訳で前作とは大きくテイストの違う作品ですが
競馬ゴングの元記者"しまじま"や一瞬ですが"マキバコ"。
そして"サトミアマゾン"の仔"アマゾンスピリット"など10年前マキバオーと死闘を演じた
ライバルの次代達が登場していて前作のファンとしてはたまらない演出も随所に登場していて
今はまだ素質だけで走っている文太が今後本格的に走り始めたときにはどうなるのか
楽しみな事が多すぎてもうどうしよう!って感じです(笑
レンタルは始まってませんでしたけど5巻も出てるしここは買っていこうかなぁ〜…
っとその前に前作を読み返すのもありかな(笑

*1:これも年一回読み返してダービー、有馬記念で泣く僕ですので

*2:文太