JUNO/ジュノ


オススメ度:★★★☆☆
何度も繰り返しますが"エレン・ペイジ"主演で
"ジェニファー・ガーナー"も出演というだけミーハー根性に火が付き
公開初日に観にいってきました。


事前にちょっとだけ作品紹介を確認したところ
ミニシアターでスタートしたにも関わらずアメリカでは
"アイ・アム・レジェンド"や"ナショナルトレジャー"等を押さえ
大激戦のクリスマスシーズンにおいて最高位2位を記録し
僅か2ヶ月で超ヒット大作に成長したという事で結構期待していました。
実際、エレン・ペイジ演じる主人公"ジュノ"の妊娠に直面しても
自分というスタイルを貫き遂には親をも納得させる姿や
その独特の毒のある言い回しなど非常に魅力的な女性像
脚本家のセンスが光るセリフのキャッチボールや
ジュノの生まれてくる赤ん坊の養父母になる
"ヴァネッサ"、"マーク"夫妻、特にマークとの関係など面白く見ていたのですが
正直後半がなぁ………
なんていうか、予告を観たり実際ここまで追いかけてきて
期待していたものが大きかっただけに
あの結末には正直不満が残るんですよ。
いや、現実的といえばそうなんでしょうけど
アノ手紙をもっと、ねぇ…?


元々は長編映画脚本デビューとなる"ディアブロ・コディ"の
売り込み用サンプルとして書き上げた本の完成度があまりに高かったため
手直しせずにそのまま映画化された作品だそうですけども
確かに彼女の個性が強く現れていて好きになったら堪らない内容なのでしょうけど
逆にそれが出すぎて一本調子に感じたりもしたんですよね
なので折角のいい本なんだから
もう少し後半の展開を話し合っても良かったんじゃないかな?と思ってしまいます。


ま、でもこの作品で"エレン・ペイジ"の才能が世界に伝わった事は確実でしょうし
今後の彼女の活躍から益々目が離せませんねw