ブロークバック・マウンテン

オススメ度:★★★★☆
久しぶりに現実逃避〜。
この一週間映画を観てなかったと言う事実は結構驚きです(笑


正直、ここまで丁寧に描かれるとは想像していなかったので驚きました。
今まで同性愛が登場する作品はあっても、脇だったりギャグパートだったりだったので、最近じゃ出逢えないほどの真っ直ぐで一途なラブストーリーだったことにビックリ。
こんな作品を作れるだけの土壌がアメリカには整ったと言う事なのかな?
そういえば昔アンジーのブログで「日本に戻ってきて驚いたことの一つに同性愛に閉鎖的な事」と話していたのを思い出しました。
確かに、今の日本ってこの映画の時代と一緒だよなぁ。


そう言えば、レントでもそうだったように
同性愛を扱うときに必ずセットになってるHIVが出てこなかったなぁ…
テッキリ、ジャックがメキシコに行ったのはその振りだと思ってました。


いやいや、チョット待った。
二人が出会ったのは確か1962年位だったはずだからそれから20年の付き合い…。
あっまだ初のエイズ患者が報告されるかどうかって時代か。*1
と成るとまだ今のような状態にはなってないのね。


うぅ〜ん、観ているときはそれほど思わなかったけど
特典映像のCM集なんかを見ているうちに気が付けば鳥肌が立ってたなぁ…
この鳥肌が立つ映画って凄く久しぶりな気がする。
今思えば、あの時の些細なセリフがクライマックスの感動を呼ぶなんて想像できなかったよなぁ…、でもイニスのトラウマが無ければきっとこの二人には別の結末が待っていたと思うと、なんだろう、切ないですね。

*1:世界初の症例は1981年、その患者の男性が同性愛者だった為に"エイズ=男性同性愛者の病気"とされていました。でも、それは大きな間違いでエイズ感染経路の大半は異性間性交によるもの。